16 「背伸び」

7月15日 月曜日

出勤。退勤。残業はしなかった。最後になって仕事が追加された。うまく連携ができていない。「春の風速、帳が揺れて」をまた聴いた。前に聴いてからだいぶ期間が経ったような気がする。もう今週末であることを忘れたい。まだ気が早いが、最後まで応援できたことを嬉しく思っているし、ありがとう。となっていた。帰宅してから、ヤマトの営業所まで運転して注文された分のZINEを発送した。少し分厚かったみたい。発送担当の人、いつも違う人だけどみんなネイルがきれい。長野から帰ってきた親からお弁当。ソースが染みたエビと、カツ丼。それでソースと、からしが付いていた。f:id:nantnn:20240716110030j:image

 

気にするだけ時間の無駄。なめられてるな〜  そう感じながら、どうでもいい。顔が見えない環境だからであって、この人はわたしに危害を加えてこない。本当にしょうもない人間なんだろう。関係を断つ。少しずつ自信が出てきたから、それをそんなヤツに折られたくないから。全てに対して目を向ける必要はない。みんなに好かれるとか無理。マスコットキャラクターですら嫌われるのだから、わたしがなんて。逃げて、かわして。そして何よりどうでもいいのかもしれない。

あー 上高地に行きたい。

 

課題をやり終えるまで寝ないとイキがっていたことを後悔。期限が1週間しかないのにこんなに書く量がある。抜粋よりも、自分の気持ちとか体験を書く部分が多くてそこが難易度を上げているように感じている。ほかの作業をしながら。1つのことを集中できるようになりたい。

 

 

7月16日 火曜日

寝坊。起きてから15分くらいで出た。火曜日はリュックで行くのだった。水筒を持つことを諦めた。朝ごはんも食べれなかった。ミニストップでお茶とコッペパンを買った。すぐ食べたい気持ち以上に、口内の気持ち悪さがあって着いてすぐに歯を磨いた。授業を終えて、明日までのレポートを書く。提出は明日だが、印刷をして持参しなければならないから実質今日中だからツッコミを入れたくなる。感想と考察以外の部分を書き切った。次の授業へ。毎回30分ほど早く終えてくれてありがとう。アルバイトへ。

「Happiness」を自主的に聴いた。昨日もバイト先で流れていた。嵐って好きになったことないのに、わからないけど知っているし嫌いじゃない。小学生の頃、朝の歌の時間に歌っていた。2番だと思っていた歌詞が1番だった。「思い出の後先を 考えたら 寂しすぎるね」そんな。そうだ。思い出の後先という言葉が心に残ったものとなった。

退勤。勤務先の最寄りの駅に赤ちゃんを連れた家族を何組か見た。夜泣きをあやしているのだろう。同じ時間帯に同じような光景を見ると、赤ちゃんの不思議が増えた。遺伝子は違くとも、生態は似ているの不思議だ。電車に揺られて帰宅。眠っていたり、音楽を聴いたりした。『西園寺さんは家事をしない』を観ながら夕飯を食べた。松村北斗さんが演じている人が苦手でチャンネルを変えた。自身を卑下することに対しては何も思わなかったが、それによって人の話を聞かないで、自身を正当化しているように見えて少しだけイラッと。自分だってやっている事がありそうだけど、卑下することで納得するのは自分だけなんだと思う。煮物がおいしい。ごはんがもっと食べたい。炭水化物はいくらでも食べたい。

 

 

7月17日 水曜日

7:00ぐらいに一度目が覚めて、8:00ぐらいから活動をし始めた。昨夜の残りの汁物と、きゅうりとかぶの漬物、お魚の煮物を食べた。この魚はきんめ? 赤いのがよくわからなかった。課題を終えた。印刷をした。さつまいもを切って、水にさらす。揚げてフライドポテトのようにした。おいしい。甘い。オーロラソースと、胡椒が合う。『SMILE』をNetflixにて観た。洋画のホラー映画はけっこう好き。どれもアトラクション気分になる。おい!またこのパターンかよ!とツッコミを入れる展開だった。お昼を。あさりだし塩ラーメンを食べた。13:00を過ぎたくらいに家を出た。電車に乗りながら「天気予報」をレポートチェックのためだけに大学へ行った。時間が来るまで図書館で作業をした。冷房の直下で寒かったが、長袖を着ていたから調整が効いた。夏の弊害。17:00になってレポートを見せた。意外な視点だったみたいで煽てられ、上機嫌になった。帰宅。コンビニのうどんと生春巻きを食べた。そうめん食べたい。今年になってまで開いていない。

 

 

7月18日 木曜日

0:00 嘘日記を公開した。「until you come to me」は日本アニメーター見本市で公開されたエヴァンゲリオンのような、何かのタイトルからそのまま引用した。鷺巣詩郎の曲を聞いているときに思いついたものだった。誰に向けて書いているのではないけれど、同時に誰にも読んでほしい。私は「ワタシ」そのものではないし、「あなた」が不特定なもの。これが恋とか、友情でなくただの関係性の物語。そうやってありたかった。

 

すべての授業が早く感じた。どちらも来週テストで、試験範囲が出された。1週間でどうにかなるみたい。きっとそんなことはないと思うけど。お昼は食べなかった。3時くらいに自販機でミニドーナツを買った。

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渋谷へ行った。いつもとは反対側の出口から、高速道路に沿ったような歩道を渡った。遠くに東京タワーが見える。急なシャッター音に振りかって驚いている人がいた。コンビニでお金を下ろした。ふれあい貸し会議に行った。テナントビルならではの湿っぽい階段。エレベーターで指定された階へ上がっていくと1人しかいなかった。物販でチェキ券を買った。他の人を見ているともっとほしい気持ちが湧き出る。でも金がなかった。整列をして開始時刻を待っている。人生初の鍵開けだった。何を話そうと考えるが、思い浮かばなかった。はじまって、椅子に座るかとか、今日何日?を探る時間があってほかほかした。これから、抜け殻になって猫と戯れるしかないし、南端の日記と嘘日記よむマンとして生きていく。と言ってくれた。うれしかった。これからの話をしてくれたこと、そこに自分が存在してくれたことが嬉しい。最後に、バッグからめがねを取り出して真似した〜 とゆるめの声で言っていた。そんなわざわざやってくれるひとつの動作も全部うれしい。これからどうあろうと、生きていてほしい。また表に立つ業種を選択しないでもいい。その時々でやりたいことをやって、のびのびと自分のままでいてくれたらと思う。願望。

ここまで見てきた、会ってきた人がいなくなってしまう。空いた穴はどうにか無理くりにでも埋められる気でいたが、会ったらそんなうまいこといかないとはっきりとした気がする。きっとこのままで行くのだと思う。元からある場所に穴が空いたら、埋めるより元にある場所を広げて、穴が気にならないようにするのだと思う。時間かかるだろうな〜 となりながらもそれを選択したのは自分なんだからと踏ん張っている。それが現在。自身を補強する。

会場をでた。20:00を過ぎたぐらいで、いつもよりだいぶ早かった。渋谷の街中もだいぶ見慣れた。めざましテレビの画面から見えているものは、大きくてすごくて、街として憧れがあるようだった。行きつめてそんなものではなかったけど、知ることができてよかったと思っている。次、いつ来るかわからない。ホームまで歩く間に、扇風機の充電が切れた。モバイルバッテリーにも残力がない。スマホの体力、あと20パーセント。帰宅できた。残り3パーセント。メッセージチェキを読んだ。0:00ぐらいには横になった。就寝したのは何時なのかがわからない。

 

7月19日 金曜日

朝。そばとヨーグルト。食べ合わせがどうかしている。ミックスベリーとマンゴーがとてもおいしい。これでいい。登校するまで昨日の日記を書いていた。お昼に次の教室に移動した。らーめんを食べている人がいて、その中がらーめん臭で満たされている。授業を受けて帰った。ネクライトーキー、「夏の暮れに」を聴いた。バスから麦わら帽子にサングラス、背中には虫取りあみを持ったおじさんが自転車で通り過ぎていくところを見た。かごの中までは見てなかったが、ラムネかビールを6本入れていてほしい。彼は夏代表だった。眠っていると、次に発車するための人が乗ってきていることに気づかなかった。直帰。バスがなくて歩く。汗だくになっているが、日傘がなく雨傘で代用した。日陰ができるだけでも涼しい。シャワーを浴びた。明るいうちに済ませたのしあわせだ。本が届いた報告を受けた。1日のよかったことになっていた。安堵と幸福。夕飯に白米と揚げ物を食べた。うまい。活力。

 

 

7月20日 土曜日

起床。暑いが耐えられるぐらいのもの。スマホを見て、確認と返信。パンとカツサンドを食べた。今はコンビニでまい泉を買える。カツサンドに対して重いなー と印象づいているがそれ以上にうまいことに変わりなかった。青さんのツイキャスを聴きながら準備を始めた。弾き語りの配信。「いってらっしゃい。」と途中で言った。その声は柔らかかった。ほわ〜となった。この言葉は感情へと変換できなかった。なんでもあるものだった・9:10に家を出た。

一周忌。涼しくてよかった。座っている先にエアコンがあって寒かった。お経を聞いている間、目の先にあった金色の装飾を見ていた。前のある布が紫と白と赤。お墓に行くことになって絶望に近いものを感じた。この気温の中にこの服装で行くことが怖かった。花を生ける場所の水を変えるだけで汗だく。

ブックオフに行った。『化粧にみる日本文化』が欲しかった。どこを回ってもなかった。日本書籍と分類されたコーナーは作者名の名前順であるのに、カテゴリ別で並んでいる場所はバラバラで探すことの難易度が高かった。¥770の第13号機のフィギュアを買った。帰宅。ラーメンを茹でる。麺が引っ付いて上手くいかなかった。肩ロースのチャーシューが正解。肉!が好きなものにとって、最高に。課題が進まない。雷。豪雨。

ついに明日。1年半ぐらい応援していたアイドルが終わりを迎える日。迎えられることに嬉しさがあるようになった。悲しいで終わらせたくない。緊張している。JRのアプリで時間の検索をしている。物販と、会場と、開演の時間がバラバラで難しい。何事も悔いなくである。最後に言うことは決めている。それを伝えることができたら無問題(もうまんたい)である。

 

7月21日 日曜日

気づいたら日が回っていた。少しだけ眠っていたらしく、時間が経っていた。日記を送って、Netflixで「PSYCHO-PASS」を見ているとスペースが始まったので聴いていた。3:00ぐらいになって慌てるように眠りについた。8:00をすぎて目がさめ、起きてカレーを食べた。一度外へ出て気温のチェック。あつ。しぬ。そうなる。人が活動をしていい気温ではない。シャワーを浴びて準備をする。物を持ちたくないが多くなってしまった。拘束時間が長いから体調を崩さないためにも、いろいろ持ったらこうなった。バス停までに汗をかく。バスが気持ちいい。電車が気持ちいい。

秋葉原で降りる。ヨドバシで日傘を買った。暑すぎる。eイヤホンまで向かう。電気街沿いに立っているコンカフェ嬢の顔が真っ赤だった。どうにもならんか、どうにもならんか。商品を受け取ってとんぼ帰り。総武線に乗って中野まで。あつい。なかのZEROホールへ。会場内も涼しくないんかい、のツッコミ。グッズの列に並んだ。扇風機もモバイルバッテリーも、ありとあらゆるものを充電していてよかった。ひたすら暑い。もうそれしか出てこない。

開場まで1時間ほどあり「中野 喫茶店」と調べ、奥の扉へ行った。カウンターに人が並び、マスターと仲が良さそうに見える。オレンジジュースと、サンドイッチケーキを注文。中にみかんが入っている。無農薬だから食べていいと教えてくれた。固めのケーキにフォークを刺していく。奥にあったテラス席がかわいい。f:id:nantnn:20240721150526j:image

tipToe.のワンマンをみた。最後のワンマンライブだった。始まりは「春の風速、帳が揺れて」 これが最後で、もうこの場面を見ることがないことは見ても信じられなかった。ホールの中で聞こえる音楽と声は普段とは違うものだけど、そんなこと今までにもあったじゃん。だからまだあると思う。2期の活動を時系列順にまとめられた映像を見た。途中からだが、それに参加し日記として書いたことに、少しばかり胸を張れるような気がした。日記のZINEに誇りをつけることができた。そんな二律背反がまとわりつく。最後に花束を持っている姿も、アンコールを見ても次はどこでやるんだっけ、と考えている自分がいた。なくなることは実感がない。なくなってから大事だと気づくことは、いつまでも変わらない感覚。特典会ももちろん終わり。一瞬の中で伝えられることはやっぱり少なかった。悔いはある。それでもそこでの会話は終わりなのだ。言葉のとか、表情がどれだけ強いもので意味があるものなのかをわからせてくれる。そんな時間を過ごした。ありがとう。笑顔で離れた。それが何より。完結。
友人と合流して、話をしていた。知っていたけど会ったことがない方と、顔合わせをした。何度も話したことがあるような気がする。インターネットで出会った人との不思議のひとつ。チェキの抽選と、鍵閉めまで座っていたりした。ひとりになってから振り返ると、高校の部活していた時みたいに感じた。(そう思い出すと、部活の思い出が雑談しかないの甘ったれていて、最高の思い出。)3人で話す機会は、久しかった。リードしてもらった。とっても、とっても楽しかった。会場を回っていると通路の隙間や、人と話しながら涙ぐむ人を見た。先輩を送り出す後輩のようだったり、担任の先生が泣いているようにも見えたりした。大人にとっての青春ってなんだろう。でもきっとそれは年齢で区切る必要はないんだろうとなった瞬間だった。

会場を閉める時間になった。手を振って見送る。みんながわ〜 と勢いで出ていく。装飾は残したままの卒業式。

 

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「つま先立ち。」
少しだけ背伸びをしているアイドルに、ついていった。2年ぐらい前に聴いて、ライブへ行った。ライブにこんな頻度で行ったことは初めてで、自分の行動力を舐めていた。特典会の意味もわからないでいたときに、教えてくれる人がいる。そんな方が形成している空間だった。

柚月りんを推した。YouTubeで観た動画でステージ上でのパフォーマンスに惹かれた。最初はそれだけだった。元々どんな人かわからないけど、どんなものかを自分で感知をしたかった。その場で一番光っているように見えたから忘れられなかった。初めて話をした際に、うなずいて話を聞いてくれた。それが好きだった。話すことが苦手だから、最後まで思い通りにいくことは少なかったけれど、そんな姿が救いになったからこうしてここまで通うことができたのだと思う。

つま先立ちをしていると、少しだけ自分よりも高い位置から見渡すことができる。自分が持っているもの以上の力を出してくれることとも信じている。特別じゃない。本当に、はじめはそうだったのかもしれない。でも経験を積んで自信となって、特別になっていく。わたしが見たものは確かに特別な人が織りなす物語だった。そんな物語を見えてくれてありがとう。


終わりの実感を得るのは、きっと1ヶ月ぐらいが経過してからだ。スケジュールを確認してライブの予定とか、配信の予定とかが消えているとはっきりして、ようやく悲しみが溢れかえってくるのだろう。いまはとりあえず良かったと、安堵を感じている。

 

24:00ぐらいに帰宅。入浴。空腹だったからカップラーメンを食べた。お昼も夕飯もなかったんだった。日記をかく。オモコロをみる。就寝。28:00