23 「アダルトチルドレン」

9月10日 火曜日

始発の電車にのって、海へ行きたい。日曜日にそう話を聞いてから、自分も同じことをしたいと心にある。冬にしようと思う。でも海まで距離があるから、夜から行動してその足で海まで行きたい。夜明けの景色は、できるときにでも見たいのかもしれない。記憶に収めていていこう。時間がないと感じることが多くなっているから、どこまで手にできるかその選択はしなきゃなあと薄暗い中で静かに感じている。

 

怪我をした。まだ生傷だったものに、新しいものが追加された。足と手には傷は増えていくけれど、それでも治っていくしほとんど跡は何もなくなっていくことが不思議だった。血が出ていても、あざがあってもある程度は綺麗になっていくからなかったように思えるけど、いたいと感じたこと記憶から消えなかったりした。にしなを聴いて、運転している。「透明な黒と鉄分のある赤」が流れて、また雨が降ってきた。雷で一瞬、空が白くなった。「U+」を歌った。はやくライブに行きたい。はやく冬へとなってくれ。

帰ってきてから、肉じゃがと酢の物を食べた。豚肉だった。肉じゃが、なんの肉を入れるか論争をしたい。カレーだって。そんなくだらないことばかり話していたい。じゃがりことアイスも食べた。昨夜のApple イベントで発表を見たりした。16、いいかもとなる。そろそろ機種変をしなきゃいけない。とりあえずは今よりも軽くなるならばなんでもいい。いっそのこと、Notihing phoneでもいいけれど、Magsafeを手放したくないのだ。暗くして、『地面師たち』を見始めた。寝落ちしていた。あかりがついたままで、早い時間に起きていた。

 

 

9月11日 水曜日

目覚め、絶望感。早くて、眠くて、少しばかりだるさがあった。履修登録を完了させて、『地面師たち』を見終えた。昨夜からだったのに、もう終えた。取引先が絶望する顔が見ものだった。バイト先に電話を入れる。お昼までの用事を済ませた。待ち時間に映画のチケットを予約した。池袋へ。電車内で「W⚫︎RK」をはじめて聴いた。椎名林檎のエロさに圧巻される。エロって独立している感情。同時に感情の集合地であるとなる時もある。からだ、仕草からではなくて、単にそうだとなる場合があって、まさにそうだった。確信がないものだから、いつまでも考えられる。エロ=性欲で済ませたくないのだろう。
TOHOシネマズへ。早めについてトイレに行って。パンフレットを買った。どんどん人が入ってくる。椅子がないから、立ち尽くしている。ポップコーンを買うか、最後まで悩んだが買わなかった。なんか高い気がした。『ナミビアの砂漠』を鑑賞した。

池袋を歩いた。『地面師たち』見終わって、すぐに都内いくのたのしい。Spotifyでサントラを調べて、流して、歩く。たくさんの人を見たのが久々で、東京の街の広大さと他人への興味のなさを再確認した。電車で寝る。おじさんに足を踏まれた。こうゆう視野が狭い人間にはなりたくない。こうやって視野が狭いと決めつける人間は最低であると思う。帰り際にひどい雨にあって、全身が濡れた。それでも腹が減ってコンビニへと入った。帰宅。洗顔をしていると、泡が鼻に入って痛かった。足首のけがのおかげで歩くたびに痛い。裂けていくことがわかる。22:00を過ぎてから湯を沸かし、カップヌードルを食べる準備を行なった。今日も生きている。死んでないから。

 

 

9月12日 木曜日

あかるい。目覚めのはじめの景色がパソコンだった。電灯がついていて、カーテンから差し込む光がまだなくて。青い空に白い線が差してきて、1日の始まりを告げた。日記を書き終えた。今週のタイトルも決めた。日常に題名をつけることは烏滸がましいが。が、なんだ。その続きはなくて、単に言い切る勇気を持っていないだけだった。『ナミビアの砂漠』の感想を書いた。映画の感想を記すのは、共感と対話を求めているからだろう。ひとりで抱えていたくないぞわぞわを広げて、それを明るくしたりぞわぞわのままで終わらせたくなる。鑑賞した人と会話を交わせた。よかった。板チョコアイスを食べた。パリパリしているのが美味しかった。

「どんな人にもうっすらと羨ましく思っていると思う」に「それはあなたの美徳のひとつでしょう」と返ってきてびっくりした。そんな、と思いつつ、ありがとうとも思えた。いいな〜 が止まらない。自身の足りない部分の発見という意味もあり、それ以上に欲する。なんでもできる人間になりたい。できないことと理解していながらも、まだもがいているのだから野心があると思っている。だから羨ましいとなる。嫌いになった瞬間には、測れないほど距離をとるけどね。
自分に対して何も期待していないから、評価されたときうれしい。期待しなければ、落胆もないし少しは楽に生きていける。期待をしなくなったのではなくて、だんだんと薄れていって結果的にこうなってしまったの感覚。それはよかったとなった。他に興味が行くことになる。前述のことにもつながる。
まだ生きていたいのならば、楽でいいじゃないかの方法は自分で見つける。実践する。

退勤。無印良品でファイルボックスを買った。物色をしていると何にも興味がいかなかった。疲れているのかもしれない。夕飯が喉を通らなかったが、食べ物の写真を見ては美味しいそうと思った。餃子を食べたい。『あのこは貴族』を観ていたけど寝てしまったらしい。また明るくなって起きる。

 

 

9月13日 金曜日

たいして何もしていない日だった。3日連続で同じ朝だった。普段のアラームよりも早い時間に目が覚めて、あかるい部屋でふとんもかけずに眠っていた。気絶のような状態に近い気がする。わからないぶりに推しの動画を見た。もう気づかず時間が経っていた。2ヶ月何もしてないな。自分に落胆する。どうにもできていない。

朝ごはんを食べた。食べきれない分はラップをかけて冷蔵庫に。また横になり、スマホをみている。やることもないまま1時間ぐらい経ってふとんを外に干した。『ボーはおそれている』を鑑賞後、お昼から掃除を始めた。ボー、理解できなかった。壁のくぎ穴と、床にあった傷もパテで埋めた。スーパーまで歩いた。人がいない。すれ違うのはおじいちゃんと、おばあちゃん。入り口にあるお花コーナーでカスミソウなようなものがあって手を伸ばしたが主役はオレンジ色のガーベラだった。脇役だった。カゴに入れなかった。おなすとししとうハーゲンダッツを買った。『21世紀の女の子』を観たいが、どの媒体にもなくDVDを購入するしかなさそう。その前に『哀れなるものたち』も買っておきたい。Apple TVの決済を押せない。揚げ浸しを作った。簡単に作れるから夏の間助けられた。家にピーマンがあると思った。冷えてから食べた。日曜日は、どこかへ出かけようかな。散歩したいから、歩ける人がいないような土地へ行きたい。

 

 

9月15日 日曜日

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残業を2時間して、帰ってきて、酒とタバコと暇つぶしチャンネルを見ていて眠った。暗いうちに起きてラーメンを茹でた。明るくなってくると、窓から光が入ってくる。雲が多い中でも、届こうとしてくれている。歩いた。Spangle Call Lill Line の「an」をきいた。かみも顔も整っていないけれど、誰からも見られてないからいいやと思う。他人からの目を気にしているな。空が白くなったので帰った。汗ばんだからシャワーを浴びた。

わたしの日記本を朗読しているスペースを聴いた。タイトルに自分の名前があったからびっくり驚いた。Audibleの感想を少し挟んでくれるバージョン。日記を読まれているの「お前はこうだ!」と吊るされているよう。叫びたくなる。でももう一年近く前のことだから、恥ずかしい程度だった。それにもう覚えていなかった。緩急の付け方と声があるから、自分のものではなかった。少しずつ感想を散りばめてくれた。うれしかった。足元にいぬを置いて、すこしお昼寝。

クリームパスタを食べた。もっと麺を茹でるべきだった。友人からURLが送られてきて、『RYUTist Free Live "The bridge of promises" at NIIGATA』をみた。「ナイスポーズ」をはじめに聞けて、それから最後まで。あと3ヶ月。また終わりに対面しそうにあった。『架空OL日記』をみた。進んでいなかった。そういえば小峰様だった。わたしは酢豚のパイナップル許せない派。そして許さない派である。お昼に酢豚を食べて、退勤後に中華を食べていこうとなる。なぜと浮かんだ。ポテトフライでもあげようと思う。午後4時。

夕飯を食べてから、続きを見た。エッチな人妻がわんさかってどんな状況なんだろう。「私たちも結局、ただ誰かに背中を押してもらいたかっただけなのかもしれない。」理論よりも、感情を欲している瞬間、ある。